「上の血圧」と「下の血圧」とは?
血圧の測定には、高い数値「上の血圧」と低い数値「下の血圧」の2つが表示され、血圧単位には水銀柱ミリメートル(mmHg)が使用されます。

筋肉で成り立っている心臓は、ポンプのようにぎゅっと収縮することで血液を全身に送り出すため、その瞬間の血管にかかる圧力は高くなります。この収縮期血圧を「最大血圧(上の血圧)」と呼びます。

そして、筋肉で収縮した心臓が鼓動と共に拡張することで、全身をめぐった血液が酸素と共に心臓にもどってくる時、血管にかかる圧力は低くなります。この拡張期血圧を「最低血圧(下の血圧)」と呼びます。

この上の血圧値と下の血圧値から、正常値、低血圧、高血圧と分類されます。

血圧値は一日の中でも変化

血圧値は一定したものではなく、一日の中でも時間帯、運動を含めた個々の活動によって日内変動がみられます。一般的には眠っているときに最も低く、朝起きて活動をはじめるにつれて上がっていきます。

また、日内変動以外にも、気温、気圧の変化や、ストレスなどの精神状態によっても変化がおこります。これは、外的、内的影響を受けて収縮、弛緩した血管を流れる血流が調整される事によっておこります。

気温が下がる冬場になると高血圧をおこしやすくなるのは、体温を逃がさないように汗腺も血管も収縮することから、血流の血管壁にかかる圧力が大きくなるためです。

運動を含めた日内変動で一時的に血圧値が上がった場合は高血圧とはみなされませんが、従来、高血圧の治療を受けている方は注意が必要です。また、健康のバロメーターといわれる血圧の正常値、高血圧の分類と基準値を把握しておくことも重要です。