1. 塩分を控えるー1日6g未満

日本人成人の1日の食塩摂取量の平均は9~12gとなっていますが、高血圧を予防するための摂取目標量は1日6g未満となっており、これは小さじ1の分量です。

塩分摂取を1日小さじ1と目標にする際、それが逆にストレスとなることもありえます。そういった時は、

・ラーメンをはじめ麺類の汁は飲まない。
・汁類はみそ汁ではなく、玉ねぎスープやトマトスープなどに切り替えてみる。
・魚は素焼きで、酢やレモンにしょうがなどを使う。
・インスタント、加工食品はできるだけ避ける。

といったちょっとした心がけから始めてみることをおすすめします。

2. 脂肪分を控えてバランスのよい食生活を

動物性脂質を減らすことで動脈硬化の促進をおさえ、良質なタンパク質の摂取、野菜、果物でビタミンやミネラルを積極的にバランスよく摂ることも大切です。高血圧を下げる効果のある食品・飲料については別の項目にて説明を行っています。

3. 適正体重を維持する

適正体重は BMI値 18.5以上25未満が「普通体重」、25を超えると「肥満」と判定されています。BMI(ボティマス指数)は、体重と身長の数値から肥満度を表す体格指数です。

適正体重は身長と最適BMI数値(22)によってわかり、また、BMI値の確認は体重と身長を使って計算します。

適正体重の求め方
身長(m) × 身長(m) × 22 = 適正体重(kg)
身長が160㎝であれば、1.6 × 1.6 × 22 =56.32 kg が適正体重。

BMI値の求め方
体重(kg) ÷ (身長(m) × 身長(m)) =BMI値
身長が160㎝で体重が58kgの場合、58÷ (1.6×1.6) = 22.65
BMI値は22.65になり、普通(標準)の枠となります。

適正体重に向けての体重管理は、食生活の改善とともに過食を防いだり、体を動かす機会を増やしながら目標を達成することが大切です。

ここで利用している、身長からの適正体重、BMI値計算は日本医師会のサイトにて確認できます。

健康になる!適正体重(日本医師会)