更年期高血圧の気をつけるべき症状
更年期障害では、ホットフラッシュともいわれる急激な発汗やのぼせ、めまい、倦怠感に不眠症とさまざまな症状がおこりますが、次のような症状には注意が必要です。

1.心臓の動悸:心臓病は脳卒中のリスク

2.息切れ:うっ血性心不全または冠動脈疾患の徴候、心房細動の可能性

3.胸の圧迫感:心臓病の徴候である可能性

4.頭痛:高血圧の徴候である可能性

5.軽度のめまい:糖尿病、心不全または心房細動のような心臓不整脈を含む多くの障害によって引き起こされる可能性

6.顎の痛み:不健全な心臓の徴候であり、女性の心臓発作の警告徴候

7.足の浮腫み:鬱血性心不全の結果、足に水分が蓄積する可能性

8.仰向けになるのが難しい:鬱血性心不全の結果として、肺に体液がたまっている可能性

また、血圧が高くなる前に、「下の血圧(最低血圧)」だけが徐々に高くなっていることを気付くことがあります。

下の血圧は、心臓が全身におくりだした血液が静脈を通って酸素とともに心臓へもどっていく際の血圧です。静脈に負担がかかってくることから、下の血圧が高くなります。

手足の冷えも、このような末端への血流の流れの悪さからもおこってきます。

更年期高血圧の対策
更年期の高血圧対策は、一般的な高血圧対策と同じです。禁煙、お酒をひかえること、運動量を増やして、食事をふくめた生活習慣の見直しが必要となってきます。

高血圧を含めた更年期障害がひどいときは、まずは、診療期間を訪れ、他の病状がでていないかの診断、ホルモン補充療法、漢方薬の処方などをを受けることもおすすめします。