血圧測定のポイント

基本的測定方法血圧計に付属の説明書に沿ってカフを巻く
カフが心臓の高さへくるように、ゆったりと座ってクッション等で調整
それぞれ約2分間隔で測定
測定回数と記録1機会2度測定し、その平均を記録
1機会に1度測定した場合は、その測定値を記録
すべての測定値を記録
測定期間長期間が好ましい
評価の対象朝測定値5日以上の平均
夜測定値5日以上の平均
すべての個々の測定値
評価高血圧:朝・晩それぞれの平均値 ≧ 135/85mmHg

参照:高血圧学会高血圧治療ガイドライン2014家庭血圧測定の指針

家庭血圧の正しい測定方法とコツ

血圧は、少しの緊張でも影響することがあります。測定の血圧値が高いときでも、心配して何度も測るようなことなく、記録をつけて終了とします。一定期間後も血圧の高い状態が続くようであれば、医療機関へ相談されることをおすすめします。

「上腕式」「手首式」血圧計の正しい測定方法とコツを紹介します。

上腕式血圧計
高血圧学会では、家庭血圧の測定に、上腕カフ血圧計を推奨してあります。

成人の血圧測定において、カフの大きさは、通常幅13cm、長さ22-24cmとなっていますが、国際的にはカフの幅は上腕周囲の40%以上、かつ、長さは少なくとも上腕周囲を80%以上取り囲むものが推奨されています。

①カフの取り付けは、肘よりも1~2cmほど上、指が1本はいるほどの余裕で巻きつけます
②ゆったりと座って、カフが心臓と同じ位置へくるようにクッション等で調整
③測定時、手は上向きにゆっくりとテーブル上へおいたまま
④2度測定して記録
⑤平均値をだす

手首式血圧計
指・手首式血圧計は、血管が細いことから上腕式よりも安定した値がでにくいともいわれますが、腕が大きく上腕式血圧計がきつい場合などに選択できます。

上腕式と同じく、血圧計を設置しての測定は、測定部分を心臓の位置へおくことが大切です。