低血圧とは?

心臓は、動脈、静脈、毛細血管を通して、身体中に血液を送り出します。そのときの血管壁へかかる圧力を測定することで血圧値を出します。

「理想的血圧(至適血圧)」 120/80mmHg未満
「正常血圧」120~129mmHgかつ/または80~84mmHg
「正常高値血圧 」130~139mmHg かつ/または 85~89mmHg

高血圧と診断される値は、140/90mmHg以上 となっており、心臓発作や脳卒中等の深刻な疾病を発症する可能性が高いことから、注意を呼びかけられています。

一方低血圧には明確な定義がありませんが、一般的に「上の血圧(収縮期血圧)が100mmHg未満」が「低血圧」の目安となっています。またWHO世界保健機構では世界基準として、「上の血圧(収縮期血圧)」100mmHg以下、「下の血圧(拡張期血圧)」60mmHg以下を低血圧としています。

低血圧は、動脈にかかる圧力が低く、血管への及ぼす磨耗が少ないため、重篤な症状を引き起こす可能性が低く、通常は心配することはないといわれています。

低血圧の症状、原因と対策

血圧が低いだけでは病気とは言えず、治療の必要性もないとされることが多い低血圧。しかし、日常生活に支障を来たすような様々な症状が現れることがあります。特に失神など、場合によっては命に関わる危険なものもあるため、事前にこれらの症状や受診の必要性を知っておきましょう。