7. ストレスを減らす
慢性的なストレスは高血圧を引き起こす大きな要因となっています。これは、ストレスを受けることによって交感神経が活性化し、コルチゾールとアドレナリンが増加。それによって心拍数が加速し筋肉とともに血管も縮小するためです。
ストレスによって上昇した血圧を自然に下げるためには、不安を解消し、身体的および精神的バランスを促進することが重要なポイントとなってきます。
ストレスを減らすことは、これまでの6つの生活習慣を見直すポイントである塩分摂取、食事、体重、運動、飲酒、喫煙の改善にも大きく役立ちます。血圧を自然に下げるための体重管理、運動目標も、先ずはストレスを感じない程度から始めることをおすすめします。
ストレスを感じずに血圧を下げるには?
日本高血圧学会では、有酸素運動の降圧効果が確立されていることから、運動は定期的に1日合計が30分以上となるよう推奨しています。また、体重増加や腰痛防止が期待できるレジスタンス運動、関節の可動域や機能向上に有用であるストレッチ運動を補助的に組み合わせることによっての降圧効果があるというメタアナリスが報告されていることも伝えています。
多忙ですでにストレスを感じている人のために、レジスタンス運動やストレッチ運動の中でも、特に仕事や家事のあいまに簡単にできて、習慣付けることで効果のでてくる方法を紹介します。
1.肩こりや腰痛を改善 する
パソコンに向かって2~3時間ほど集中してしまうような場合、また、休憩をとる余裕がない方は、肩こりや腰痛が血圧の上昇をもたらしている可能性もあります。
2.ゆっくりと深呼吸をする
ゆっくりと行う深呼吸は、血圧を上昇させる腎臓の酵素レニンに影響を及ぼすストレスホルモンを減少させる効果があります。